事業の数字にこだわっていくとその先に人の動きがあります。
売上を取るために売上のことを考えていても売上は上がりません。
数字にこだわるからこそ、そのプロセス、そして社員の役割、動きにこだわります。
中小企業の経営者のための経営コンサルティングをおこなう長野謙です。

◆不倫から学ぶ、自責と他責の思考

ずいぶん前に読んだ本の内容です。

妻子ある男性と不倫をした女性がいました。その不倫が発覚した時にその女性は自分を責めました。逆に不倫をされた側の奥さんは、そのことで自分の主人と相手の女性を鋭く攻撃しました。

道徳的にはどう考えても不倫をしてしまった女性に非があるでしょう。

でも、人間としては、その女性と奥さんとではどちらが成長するだろうか?ということがその本には書かれていました。

もう20年以上前に読んだ本であり、タイトルも著者も全く記憶にないですが、私が初めて自分に責任を感じることが成長のためになる、と知ったときでした。

◆「伝える」とはどこまでが「伝える」ことになるのか

私が百貨店で管理職にいたとき、部下にすごくまじめな女性がいました。

会社からの通達を、一生懸命現場の販売員さんに伝えているのですが、私が現場に行くと全く伝わっていない。

「現場に伝わっていないよ」というと

「私は伝えました!」とちょっと逆切れ気味に言います。

伝わっていないのは聞く側の責任だ、自分は説明したから、という考え方ですね。

すごくまじめで良い人だったのですが、すこし自分を疑うという姿勢が少なかったのかもしれません。

百貨店の現場は、お取引先から派遣されてきている販売員さんが多くいて、お店の利益と彼女たちの利益はぴったり合わないことがほとんどです。

お店の都合を彼女たちに一方的に伝えても、現場では浸透していきません。

いかに彼女たちにもメリットがあるように伝える、相手が納得しているか、顔を見ながら説明する、などコミュニケーションに工夫や根気が必要です。

なぜなら、それが伝わらないことで、買い物に来たお客様がいろんなところで、バラバラなサービスを提供されたりするとそれは現場を任されている私たちの責任だからです。

相手に「伝える」とは、相手が理解をして、行動して、成果を上げてはじめて達成されることです。

ビジネス上のコミュニケーションとはそういうものだと思います。

「私は言いました」というセリフからくるのは、ビジネスの目的を達成しなくても、相手に説明するという行為が完了すれば、自分の責任は完了している、あとは相手の問題だ、というスタンスです。

お客様に商品の説明をして、それが伝わっておらずクレームになったときに「私は説明しました」と言うでしょうか。

口頭で伝わらなければ、紙に書くし、ビジュアルにするし、動画で説明したほうが伝わりやすくなるかもしれません。

◆自責とは自分を改善できる力

百貨店側の人間と、現場で働くメーカーから派遣されてきている販売員さんとの利益が重なりにくい。

それと同じく経営者と社員との利益も相反するように見えることのほうが多かったりします。

経営が上手くいっている社長はそのあたり、従業員にとって魅力的な職場を作る、共通の目的を常に意識させる、など相手の理解度や腹落ち具合に配慮出来る人が多いように思います。

そういう意味では、自責というのは、相手の立場にたって自分を改善できる力、ということが言えそうです。

それでは明日も良き1日でありますように。

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