おはようございます。
ビジネスを数字で分解し次へのアクションを明確にするコンサルタント、長野謙です。

今日は、先週報じられて三越伊勢丹の社長が辞任したニュースを事例に、中小企業の経営を考えてみたいと思います。

◆業績が悪い時ほど基本が問われる

後任を決めないままの辞任、ということがすでに混乱を予想させましたが、時間がたつと組合からの要望だったなどの情報が出てきました。

真相は新聞で書かれている以上のことは私も知りません。一つ言えるのは、組合が従業員の意見を代表しているとは思えませんが、経営側の思いがほとんど現場に落ちていない、というのは分かります。

社長がやろうとしていることの意図や背景が説明が行われていなかったか、もしくは説明があってもやっていることの脈絡が現場で全く腹落ちしていないまま走っていた、ということだと思います。

それでも業績が良いうちは、いろんな問題が隠れてしまいますが、インバウンドの低迷など業績が悪くなると一気に問題が噴出してきたのだろうな、と思います。

それでも経営陣が一枚岩であれば、辞任するにしてももう少し段取り良くやれたのでしょうが、それさえもできなかったということは、社長と周りの経営陣とのすり合わせも上手くいってなかったということです。

◆規模が違っても要因は変わらない

ここから考えられるのは中小企業でも同じなのですが、どうしても業績が落ち込んでいると外の売上を求めて、マーケティングの手法や新規事業に飛びついたりしがちです。

でも、業績が悪い原因は内部にあることが多く、それを修正しないまま、外部に向かっても混乱が大きくなるだけのことが本当に多いのです。

たとえ、新規の取組で一つ当たったとしても、内部の状況が整っていなければ、新しい状況に対応できなかったり、サービスが今以上に低下したりします。

◆業績低下の原因は外側ではない

私の師匠でもあり、「お金をかけずに繁盛店に変える方法」の著者でもある飲食コンサルタントの富田英太先生が常に言っているのは、新規の集客、単価アップは最後と仰っている通りです。

飲食店では、従業員教育や注文を受けて食事を出すまでのオペレーションが整っていないうちにお客様がたくさん来たところで、クレームや2度とこないお客様ができるだけで、決して未来につながりません。

でも売上に困っている会社ほど先に新規集客や単価アップ、いわゆる新しい売上を作ることを求めます。これは飲食店に限りません。

最もコストも時間もかかる外側に答えを求めるのではなく、まずは自社の方向性の軸が定まっているのか、そしてそれが社員に浸透しているのか、という点を見直すのが先です。

三越伊勢丹のように売上が1兆円を超える会社の内部の立て直しは、それこそ数年を要すると思いますが、小規模の中小企業であれば、社長の腹(ハラ)一つでどうにでもなります。

内部が整わないまま、外部の成功が積み重なることはないんですよね。

それでは今日も一日良き日でありますように。

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