私は時々ですが、
会社の中で昇格試験がある会社の
試験の審査というのをやります。

ケーススタディで問題を読んで、
解決策を提示する、というものです。

その回答をみて採点とコメントを
入れるのですが、
とても興味深い共通点があります。

点数の取れない回答は
必ず現状認識が正しく出来ていません。

問題点や、改善の機会が必ず
問題文の中に隠されているのですが、
それを読まないまま、
もしくは読んでも把握しないまま
解決策を提示しようとします。

その結果、
知識のある人は知識で回答しますので、
一見内容があるように見えますが、
具体性がなく一般論です。

ある1つの現象を見つけて
全てに当てはめようとした
かなり偏った回答。

もしくは全く記述が足りない回答。

こうしたものを見ると、
正しい現状認識がないと
適切な解決策って出ない、
ということがよく分かります。

組織でも社員やスタッフの実力を
正しく認識できていなければ、
正しい育成や支援はできません。

相手の状態を正確に知ることが
相手に合った成長の支援を行う条件になります。

そのために何をするか。

良く行われるのが
コミュニケーションをとる、
というものです。

しかし、これほど曖昧な
手法はありません。

1日に5回は話しかけましょう、
相手の良いところを見つけて
褒めましょう。

これ絶対続きません。

忘れちゃうし、何を話せばいいか、
分からなくなるからです。

家庭や友人との関係とは違い
仕事には仕事のコミュニケーションを
とるためのツールが必要になります。

数字であったり、
毎日出てくる日報であったり、
計画であったり。

これらで相手の仕事の進捗を確認したり、
仕事の理解度を確認しながら、
何ができて何ができないのか、
何をすれば成果が出るのか、
ということを見ていくのです。

だから、そうしたものがない会社は
コミュニケーションが取れず、
丸投げ状態になります。

評価に基準を設けて、
それと比較していくことも
相手の実力を把握して進めていくために
重要になります。

数字も日報も評価も
相手を管理するものではなく、
コミュニケーションツールだと考えると
活用が有効になってくるのです。

また、明確な目的がない使い方だと
中途半端になって、放置されます。

ツール(道具)は目的をもって
正しく使わないと邪魔ものになります。

【今日のポイント】
相手の現在地を知るためにツールを使おう。

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