おはようございます。

ビジネスを数値で「見える化」するコンサルタント、長野謙です。

今年もよろしくお願いします。
年末年始は移動の時間が長かったり、隙間時間に本を読むには最適な時期です。私も実家に帰省する際に4,5冊ほど本をもって移動していました。

◆視点を広げる本の選び方

今回選んだ本の中で最も気に入ったのが「キリンビール 高知支店の奇跡」です。本の選択はどうしても自分の趣味嗜好で偏るので、たまには人のおすすめから選ぶのも視点を広げるにはいいです。

この本は私も参加している「絶対達成社長の会」という交流会の主催をされている、横山信弘さんが今年の本の中でベストとお勧めしてくれているものです。

この手の企業の成功本は、書き手の成功法則が極めて個人的で分かりにくかったり(一般化が難しく自分事にしにくい)、売れていないライターや作家が成功企業に乗っかる形でよいしょ的な内容が多かったり、つまらない印象が強いです。が、すごく引き付けられ、一気に読んでしまいました。

◆理念・ビジョンと行動の繰り返し

一部抜粋します。

・高知の人に喜んでもらうという理念、そのために営業の力でキリンが一番目立つ状況をつくるというビジョン、そのために基本活動を徹底し、お客様との接点を拡大するという戦略-この理念、ビジョン、戦略という縦の軸が一貫していれば、あとは何をやって自由ということになります

通常に読むと単に理念、ビジョン、戦略というどこかで聞いたことのある内容になっています。しかしここに至るまでの組織改革や、営業を活動に駆り立てるためのPDCA(計画‐実行‐検証‐改善)の実施、これらの試行錯誤の過程が描かれており、ここが単なるノウハウ本と違う点でしょう。

・あるべき状態=ビジョンを頭にイメージし、それを実現するにはどう工夫したらよいかと考えるように変わってきました。

その結果、農家のビニールハウスを片っ端から回る、遠洋漁業の冷蔵庫にキリンビールを並べるために、港に停泊している船を回る。こういった行動につながるようにスタッフ全員が考えながら行動します。

しかし、高知支店の成績が上がって、見学にきた他の支店の人たちはその行動だけを見て、営業が回ることを目的ととらえてしまうようです。

◆成功するとノウハウだけが注目される

行動だけを捉えてしまうのはそれが分かりやすいからでしょう。よく本屋で見かけるタイトルにも「成功する3つの法則」的なノウハウ本が多く出ています。そのほうが分かりやすく、売れるからですね。

大切なのは仮説を立てながら、行動し結果を検証する。そこからまた目的やビジョンを見直す。そして見直したビジョンを行動に落とし込む。この繰り返しの中に自分の成功を見つけるしかない事が、克明に書かれています。

この著者は高知支店から四国、東海、本社と成功事例を各地域に当てはめていきますが、手法はコピーしていません。行動に落とし込むまでの理念‐ビジョン‐行動の一貫性を繰り返し行っているのです。

理念やビジョンが大切、という話はいろんなところでされていますが、この本の良いところは具体例が分かりやすく、それぞれの経営者が読んでも自分の会社に当てはめやすい点です。
社員を巻き込むのに悩む経営者にはぴったりの一冊です。

さて、よりよい会社作りのために今日も頑張りましょう!

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