なぜ売れているか分からない怖さ~一発芸人の事例より~

おはようございます。
ビジネスを数字で分解し次へのアクションを明確にするコンサルタント、長野謙です。

「ラッスンゴレライ」これってどういう意味?と聞いて答えられる人がいないのに、なぜか売れている。これって絶対半年後にはいない、と子供に言っていたら本当にいなくなりました。

◆なぜか売れる恐ろしさ

私が子供のころ、1980年代ですが、お笑いブームというものがありました。「俺たちひょうきん族」の時代なんで、かなり古いですね。

ザ・ぼんち、ツービート、B&B、紳助竜介などが主流で売れていました。私も小学生だったと思いますが、ずいぶんテレビにかじりついて見ていました。

でもそれも数年たつとほとんどのお笑い芸人はテレビに残っておらず、結局残ったのはビートたけしとか、タモリ、さんまなど司会などもできる頭の良い人たちだけが残っていました。

以前、ビートたけしがこのお笑いブームを振り返って、
「(ブームの中)意味が分からないのに受けている芸人を見てブームの怖さを知った。そろそろちゃんと勉強しようぜときよし(ビートきよし)に言ったら、『めんどくさいじゃん』て言われて。もうこいつと組むのはやめよう、と思ったよ」と発言していました。

恐らく20年以上前の番組でたけしが話しているのを聞いて、何も記録が残ってませんが、強烈な印象が残っています。

何よりも一番売れているときに冷静に自分たちを分析できる、たけしに驚きました。

◆運も実力のうちだがその先は・・・

確かに売れているときにその波に乗る、ということも大切ですが、その中で必死に自分を磨くことで生き残ったり、さらに成長したりすることができるのでしょう。

実力以上に売れていながら、それを実力と勘違いしていつまでも続く、と思っているほど危険なことはありません。またブームが去ってから内側を磨くより、次の奇跡を探すのはさらに愚かかもしれません。

宝くじの高額当選者の6割が自己破産する、という話を聞いたこともあります。これも身の丈以上のお金を掴んだ不幸かもしれません。

ただ、幸運は生かせば素晴らしいチャンスになると思います。やっぱり一発芸よりちゃんとコントのできる人のほうが生き残りますからね。

もし会社の業績は良いけど、トレンドなど外部環境のおかげ、なぜ売れているのか説明できない、というのであれば、再現性がなく危険な状態です。

ちなみに私は東京03とかナイツあとアンジャッシュとかが好きです。

関係ないか(笑)

それでは今日も一日良き日でありますように。

 

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