カップ入り「だし汁」の伸びしろ

売上規模1億円~3億円の中小企業の経営者の「もっと数字にこだわる社員が欲しい」「成果を意識して働く社員が欲しい」という思いを実現する経営コンサルタントの長野です。

◆健康志向は後戻りしない

むかーしですが、恐らく10年以上前?

日経ビジネスという雑誌に、「かんてんぱぱ」で有名な伊那食品興業の塚越会長がインタビューに出ていました。当時は今ほど有名ではなかったと思いますが、話が面白かったので記憶に残っています。

ずいぶん前なので、当然雑誌は残っていないし、ネットで検索しても出てこなかったので、私のうる覚えの記憶だけで話をすると、

「ファッションはスカートが長くなったり、短くなったりその時々の流行によって変わってきます。でも人間の健康になりたい、という感情は進化することはあっても退化することはない」

だから健康をビジネスにしている以上、大きく成長することはあっても、こけることはない、といったような内容だったと記憶します。

まあ、今聞いても、しかも48期連続増収増益の会社のトップの話なので、なるほど!という感じです。

なぜ今日こんな話が急に出てきたか、と言うとフェイスブックでお友達が面白い記事をシェアしていたからです。

ヤフーニュースで
カップ入り「だし汁」が人気=コーヒー代わり、美容効果も
というタイトルの記事です。

ナチュラルローソンでテスト販売をしたらしいのですが、好評で本格販売が決まったそうです。

鰹節の会社「にんべん」が展開するお店では紙コップのだし汁が100円でバカ売れているそうです。

いや、だし汁お金出して飲むかな?って思ったんですが、飲む人いるんですよ。

スープストックという店が出来たときも、「スープだけの店?」と、食に卑しい私は思ったわけです。お腹いっぱいにならないと食べた気しませんので(笑)

◆意外なものが売れる健康市場

しかし、「健康軸」というのは予想外のところから商品がきますね。

健康グッツやサプリなんかは分かりやすいんですが、なんせコーヒーの代わりにだし汁ですよ。

ファーストフードとコンビニがコーヒーで争っているかと思うと、全く違うところから弾が流れてきたって感じですね。

でも、健康商品ってそんなものが売れるのか?と思ったものが普及しているケースが結構多いですね。

水とかお茶も初めは、そんなものにお金出して買う奴いるのか?というのを多くの人が思ったはず。

私が高校の時にはファンタとかスプライトを部活帰りに1リットル入りのビンでごくごく飲んでいました。今はいないだろーなぁそんな不健康な高校生は。

はるさめのカップ麺、カップスープ?なんかもそうだったかな。

しかし、お茶や水が売られていた時には「うそでしょ?」と思っていた私が、カップ入りだし汁の話を聞いたときは面白いと思ったのは少しは成長しているのでしょうか。

それとも20年以上もたって、世の中何があってもおかしくないと思える時代になったのか。

何にせよ自分の中にあるバイアスは外さないと、気が付いたときはすべて全盛期ということになりかねませんね。

ダシのカップスープもあらゆるコンビニやコーヒー店、ファーストフードで見られる日が意外と近いかも。

それでは明日も良き日でありますように。

 

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