社長が若いころ何をしていたか?が採用に結びつく

売上規模1億円~3億円の中小企業の経営者の「もっと数字にこだわる社員が欲しい」「成果を意識して働く社員が欲しい」という思いを実現する経営コンサルタントの長野です。

昨日、経営者が集まる会合に出席しました。テーマが採用についてです。

採用に関しては私は専門ではないのですが、やはり深刻な人手不足の中、私自身のお客様にも採用で苦労しているところがあり、他人事ではない、という感じです。

◆企業の10年後が語れないと採用が難しい

最近の中小企業の採用事情はバブル期並みに大変だ、という話から始まりました。

そして今の新卒の採用で大変なのは、学生の性質が見抜きにくい、という側面もあるそうです。

ネット世代である今の学生たちは、目を合わせない、表情が読めない、保守的で慎重な性格が多い、など採用する側から見るとよくわからないところがある、ということです。

そして各採用ルート(専門誌、ネット、エージェント)のコストや使い方などを、採用の媒体をあっせんしている会社の社長など数名が教えてくれました。

そんないろんな話の中で、興味深かったのは、採用もマーケティングと一緒でターゲティングが大切だ、という話。

そしてそのターゲティングのためには、経営者と働いている社員の間で採用する人物像が一致していないと採用そのものも、そして採用後の雇用維持も難しいという話です。

さらに、採用対象の人たち(新卒、中途ともに)の将来像、10年後どうなっているか、ということが語れないと採用につながらない、ということ。

イコール会社の将来像が明確でないと駄目ということです。今の現状をやりくりすることで精いっぱいで、将来像まで考えられない、という会社も多くあるでしょう。

でも、私の認識不足で恥ずかしいのですが、もはや採用が経営の根幹にかかわるような内容になっている、ということがよくわかりました。

◆社長の若いころ何をしてましたか?

さらにユニークだったのが、どういった人を採用するのか?ということを明確にして、どこにコストを掛けるのか、と考えたときに創業社長であれば、社長が若い時に何をしていたか、というのがヒントになるケースがあるそうです。

山登りが趣味だった社長が、斜面の計測の仕事を始めたのが創業のきっかけになった会社があり、山登りやアウトドアを趣味の人を採用しようとメッセージを変えたら、ぜひこの会社で働きたいという人が現れた、など、なるほど、という話が聞けました。

確かに、創業社長というのは自分が一人でやってきたことをいかに社員に伝えて、自分の分身を作っていくか、という点が企業規模拡大のポイントになります。

そうすると、社長の若い時に何をやっていたか、というのを考えるのは、採用したい人がどこにいるのか、と考える場合良いヒントになるかも、と思わされました。

工夫が必要になると思いますが、結構良いヒントですね。

◆現場の話を聞くのは新鮮で重要

やはり実際に採用を行なったり、採用のお手伝いをしている現場の経営者の話を生で聞けるのはとても貴重な機会です。

さらに、その後懇親会でもいろんなお話を聞かせていただき、とても有意義な時間になりました。また自分の中でいろいろ消化するのに少し時間がかかりそうですが(笑)

それでは明日も良き日でありますように。

 

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