あとから評価してませんか?

11月ぐらいからでしょうか、
ボーナスの支給で悩む社長の話をよく聴きます。

評価をどうすれば良いのか?
頑張りや、貢献をどう評価したらいいのか?

でも、いつもそうした社長に確認するのが、
「そもそも何を評価するのか、
社員の方には伝わっているのですか?」

そうすると、
いや伝えていない、とか
一応評価基準はあるけど、
恐らくみんな意識してないよなぁ、
という社長が多いです。

せっかくボーナスを支給するのに、
社員の人も何を評価されるのか
分からなければ、頑張りようがありません。

頑張ったとしても
社長が考えている「頑張っている」と
社員が考えている「頑張っている」が
果たして一緒かどうか。

ズレていた場合は、
頑張っている、と思っている社員ほど
不満を持つようになります。

また、せっかくの努力が無駄になるのは、
会社としてもすごい損失です。

期初に評価項目をすり合わせるのは
当然として、
期中でも何度か、進捗状況を
お互いにすり合わせて、
出来ている出来ていない、
を明確にする必要があります。

特に取り組み姿勢とか、
周囲への協力などであれば、
曖昧な分、何を社長が評価して、
何を評価しないのか、
ということを十分すり合わせする
必要があります。

私がコンサルティングをさせていただく
クライアントの会社では、
評価項目に関しては、
売上や利益といった数値目標と、
現場で必要とされるスキルを
どれぐらい身に付けているか、
そしてどういった姿勢が必要なのか、
全て言葉にします。

そして期初はもちろん期中の面談も
実施していただき、
社員の課題を共有していただきます。

そして途中が出来ていなくても、
最後に〇が付くように努力してもらうのです。

せっかくボーナスを支給するのですから、
社長が正しいと思う
努力と成果を上げて欲しいですよね。

【今日のポイント】
正しい努力をしてもらうためにも、
何をすれば評価されるのか、明確にしておく