中間管理職を経験する

私のコンサルは、社長がいなくても
営業マンが一人前となり、
販売を行う仕組みを創ることです。

でもそれには、管理職を育てないといけません。

管理職が現場を動かし、社長に情報を
しっかり上げる仕組みになっているからこそ、
社長は現場を任せられるわけです。

そうでないと、何が行われているか
分からないけど任せている、
という形になります。

それには、一度経営者が管理職を
経験する必要が出てきます。

管理職になり、業務の進捗を見て、
人材の育成を行い、
そして現場の人を使って業績を上げます。
自分で営業に行ってはプレイヤーに着戻りです。

中小企業ではよく経理の不正が発生しますが、
これも業務内容が理解できないまま、
仕事をさせてしまっているために起きます

人が悪い、というよりは、
管理体制がなければ、人は弱いので、
不正をしてしまうことがあるのです。

そういう環境を作ったことを
反省しなければいけません。

営業も同じです。
業務を指導し、実行の確認をしないと
新規開拓も後回しになります。

経理と違うのは、不正になるかならないか
というだけです。

また管理職に何をやらせたらいいのか分からない、
というのは、現場の業務が規定されていない、
ということです。

営業マンがやるべきことが明確であれば、
管理職のやることも明確です。

決まった業務を進めて、
業績が上がるようにしていくことです。

業績(結果)が上がらなければ、
業務(プロセス)が間違っているのです。

であれば、業務を改善していきます。

こうしたマネジャー業務を
社長が経験することで、
管理職に必要な機能が理解できます。

そして管理職を成り立たせるための
仕組みの必要性も理解できます。

管理職を創る前に自分自身が
管理職を経験することは
絶対に必要になります。

【今日のポイント】
現場を動かす管理職を経験することで、
管理職を創ることができる。