周囲が動けないのはどこに原因があるのか

最近月に1度、カレーを作ります。

妻が仕事で遅くなった時にも
冷凍しておいたカレーが食べれると
とても助かるということで始めました。

今までも何度も作っていましたが、
ふと気づいたら、レシピがないんですね。

完全に自分の感覚で作っていて
残っているものがない。

まあそれでも妻も子供も美味しい、
と言って食べてくれるからそのままに。

でも、先日、妻が買い物のついでに
必要なものを買おうとすると、
何を買って良いか分からない。

なので、すべて私が指示しないといけない。

会社でも同じようなことがないでしょうか。

自分が販売するとお客様は喜んでくれる。
だからそこに問題を感じていない。

でも自分は営業ができて、周りの社員は売れない。

それは社員の営業力がないことが問題でしょうか。

また売れた商品もどういう経緯で売れたのかが
共有できていないので、周りがサポート出来ない。

それはサポートする意識がないからできないのでしょうか。

以前、左官業の会社の見学に行ったことがあります。

左官とは壁を塗る職人の事ですね。
土と小手を持って壁をぬりぬりする仕事です。

この左官職人というのは、以前は一人前になるのに
10年かかるといわれていたそうです。

職人の典型で俺の背中をみて覚えろ!
ってやつですね。

でもその会社は、社内に練習場を作って、
先輩に指導してもらえるようにしました。

またその様子を動画で撮影して、
あとから本人が見直しできるようにしました。

そうすると半年で現場に出れるようになり、
1年もすると新人が一人前になります。

そうなると、未経験者や女性が
入社を希望するようになり、
採用にも困らなくなりました。

私のクライアント先でも、営業の必須項目、
というのを30個作りました。

そして採用の時に、
経験がなくてもこの通りに頑張れば、
1年後には一人前の営業になれるよ、

と社長が応募者に伝えたところ、
採用に困らなくなりました。

しかも、本当に1年で基準をクリアして、
管理職を目指す人材が出てきたのです。

「自分しかできない」のほとんどは
周りから見て分からない、ようになっているのです。

「見える化」とは言語化する事であり、
文書化することです。

さて、カレーのレシピをつくらないと。。

【今日のポイント】
相手に求めるより、見せる努力