2つのPDCA

先週のメルマガで書かせていただいた
一人前の基準。
そして私がコンサルティングで取り組んでいる
組織の仕組み化。

これは両方とも作るだけでは、機能しません。

これを実際に使ってみて、
どうだったのか、うまく行った、行かなかった
ということを評価して、改善しなければ、
すぐに現状に合わないものになります。

凄く労力をかけて作ったけど
使われなくなったマニュアル。

凄くお金をかけたけど
使われなくなったシステム。

これらの使われない理由は
現状に合わないから、というものです。

ある意味、こうして作られる
マニュアルや、システムは「仮説」みたいなものです。

実際その「仮説」を動かしてみないと
合うか合わないか分からないのです。

PDCAとは
「Plan(計画)」、「Do(実行)」、
「Check(評価)」、「Action(改善)」
の事です。

計画したことを実際に実行して、
ちゃんと評価して改善する、
というサイクルのことを言います。

仕組みに関しては組織として
PDCAを回さないといけません。

一人前の基準は
個人のPDCAを回します。

この過程で組織も個人も成長するのです。

そう、「継続的な成長」が最も重要なのです。

そして、これを現場で指揮するのが、
管理職なのです。

社長は管理職がこれを回せているかどうかを
確認することが本来の仕事です。

このPDCAの元となる、
仕組みと一人前の基準がなければ、
管理職は機能しません。

何もないところで上手くやっている管理職は、
自分なりの基準を作って、
これを回しているはずです。

自覚しているかどうかは別として。

そして、管理職が「自分なり」で回している会社は
経営者は管理職がやっていることが把握できず、
中身がブラックボックスになっているはずです。

この組織と個人のPDCAサイクルが
回る状態になっているかどうか。

そして社長がその中身を把握できる状態か。

本気で今以上のステージを目指すのであれば、
そのあたりがチェックポイントになりそうです。

【今日のポイント】
2つのPDCAが見えるようになっていますか?

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