「数字の見方が分からない」は思い込みが原因

売上規模1億円~3億円の、孤軍奮闘している中小企業の社長を応援しています。
ヨーテラスマネジメントは、社長と「経営改善」というチームを組み、社員の人たちを巻き込んでいきます。

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代表の長野です。

◆数字の見方が分からない

私はお客様の会社に入って、利益を上げるためのキーとなる数字を洗い出します。

そしてそれをその会社の社員の方に目標という形に置き換えて進捗を確認していきます。

ときどき社員の方に聞かれるのは「数字の見方が分からない」と言われることがあります。

ここでいう「数字」は決算書の数字ではなく、その目標設定した売上や経費に対する実績のことです。

この実績を自分なりに分析してもらい、そして好調、不調の原因を押さえてもらって、対策を立ててもらいます。

数字を苦手だと思い込んでいる日は少なくありません。

◆苦手意識は決めつけがほとんど

そういう方の特徴は、初めから「自分は数学や数字が苦手である」という決めつけがある場合が多いようです。

データを作成するわけではなく、また難しい関数を使うわけでもないので、最初から苦手意識をもつことは何のメリットもありません。

大切なのは、実績という数字のデータから自部門の課題を見つけようとする姿勢です。

課題を見つけてビジネスをよりよくしたい、という気持ちが一番大切となります。

◆比較する、大⇒小

そのうえで、スキルとして大切なのは、1つは「比較する」ことです。

前年の数字、前月の数字と比較する。そして変化がみられるところから詳細を見ていきます。

そしてもう1つ大切なのは「大きな数字から見ていく」ということです。

ときどき、細かい数字にこだわる人がいますが、まずは大きく自部門の売上や利益が増えているのか、減っているのか、計画に対してどれだけ離れているのか、と大きく見ていきます。

大きな変化がみられる場合はどこかに原因があるので、その後、売上であれば部門別、カテゴリー別、製品別、担当別、経費であれば、費目別など細かい点を見ていきます。

◆現場の情報とすり合わせする

そして数字だけでなく現場で起きている現象などと付き合わせていきます。

急にある費用だけが増えている、などは何か事故が起きている可能性があります。

事故というのは業務のプロセスが上手く回っていない、ということも含めてです。

こうして数字と現場での出来事がリンクするようになってくると現状把握が正しくされていきます。

原因を突き止めて、対策を打つにもまずは数字をみて現状把握がしっかりできることが条件になります。

まとめると
・増えている減っているなどの変化を捉える
・大きな数字から見ていく
・そして自部門の課題を解決したいというマインドを持つ

ということを意識しながら数字を見ていけば、「どう見ていいか分からない」ということはなくなっていきます。

何よりも改善すべきポイントが見つかるのは、仕事にやりがいと目標が出来る、ということなので楽しくなりませんか(笑)

まあ、そんな気持ちになるのは少し時間がかかりますかね(笑)

それでは良き週末でありますように。

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