東京の成り立ちから視点の高さを考えてみる

 

売上規模1億円~3億円の中小企業の経営者の「もっと数字にこだわる社員が欲しい」「成果を意識して働く社員が欲しい」という思いを実現する経営コンサルタントの長野です。

今日は経営と全く関係ない話を。

歴史ネタなんで、全く興味のない人は飛ばしてください(笑)

ちょうど1週間ほど前ですが、叔父の法要があり白金に行ってきました。

食事を終え、せっかく白金に来たんだからおいしいパンでも買って帰ろうと思ったのですが、パン屋が見つからない。

白金=セレブ=パン屋が多い、という私の中の単純な図式があったのですが、それほどでもないのか、地元の人でないと分からないような隠れパン屋があるのか(笑)

そうして歩いているとなんと東大の医科学研究所というところがありました。ちょっと覗いてい見るとすごい敷地。でか!

そして斜め横を見ると八芳園。ここも大きな敷地。

◆武家屋敷跡地が公官庁の建物になっている

改めて東京というのはもともと武家屋敷が多いので、こういった緑の多い広大な場所が多いです。グーグルマップで大阪と比較するとよくわかります。

東大の本郷キャンパスもすごい広いですね。ここは加賀前田藩のお屋敷。ちなみに白金台キャンパスはネットでは見つけられなかったのですが、江戸時代の地図を見ると阿波蜂須賀藩のお屋敷。八芳園は薩摩島津家のお屋敷。

Wikipediaで「江戸屋敷」で調べると結構面白いですね。

市ヶ谷の防衛庁もでっかい敷地ですが、これは尾張徳川家の上屋敷。あと外務省や法務省やいろいろな省庁や大学がどこのお屋敷だったかが載っています。

◆なぜ東京が日本の首都なのか

私は生粋の関西人なんで、子供のころとても不思議でした。何で大阪が日本の中心ではないのか?と。

信長が何としてでも手に入れようとして、秀吉が確立した日本の流通システムの中心が大阪。

普通に考えたら大阪が中心でしょ!と子供心ながらに思っていました。

でも東京に来ると、よくわかります。大阪では、土地がない、と言うだけでパンクしただろうな、とか。港で考えても、横浜と神戸だと横浜なんだろうな、とか考えてしまいますね。

神戸もすぐ後ろが山で土地がないんですね。

◆目の前の前提を疑えるか?

でも明治維新当時は天皇は京都にいる、というのがそれまでの常識で、首都も当初は京都か大阪で考えられていたそうです。

日本の郵便事業を確立した前島密という人が大久保さんに、東京遷都を進言したそうですが、その意見を受け入れた大久保利通の決断力と先見の明はすごいと思います。

世間の一般常識よりも未来に対して視点が遠く、そして大きくものを見れる視点の高さがあったのだろうと思います。

あとは実行力も。嫌がる公家とかのお尻を叩いて東京に連れてくるなんて、すごい力技だったと思います。

今ある前提を疑うことで、高い視点を得ることができます。

まあ、東京という町の成り立ちを思うとふとそんなことを考えてしまいます。

実は歴史上、関西の政権は短命で、鎌倉幕府も含めて関東の政権は長命なんですね。これも何か意味がありそうです。

それでは良きゴールデンウィークでありますように。

 

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