伝えるために必要なことは意外と単純


おはようございます。
ビジネスを数値で「見える化」するコンサルタント、長野謙です。

私はサラリーマンとして中間管理職を長くやっていたので、組織内のなかで部下や取引先に「伝える」ことにこだわっていました。今は経営者とその社員のコミュニケーションを円滑にすることに時間をかけてコンサルティングしています。

 

◆動いてくれないと何も達成できない

結局は経営者も中間管理職も相手が動いてくれないことには何も達成できません。だから相手を動かすために努力するのは当たり前なんですが、そこが理解できない人が多いように思います。そして自分で仕事やストレスを抱えることになります。

伝わらない理由はたくさんあります。

言葉は100%あなたの思いを表現できない。
言葉の意味は人それぞれとらえ方が違う。
相手にメリットを感じさせる話し方をしていない。
相手をよく観察して状態を理解してから話すことが出来ていない。
ポイントが絞れていない。

などなど。

 

◆接触頻度を増やす

でも大切なのは相手の状態を理解して、自分の話をいかに理解しやすく分かってもらえるか。また理解した内容を実行してもらうための障害を取り除くか、もしくは取り除けるようにするか、です。

この点を最も簡単にクリアできる方法が接触頻度を増やすことです。

「いや、毎日会っているし」と多くの経営者は言われると思いますが、ちゃんと仕事のことで具体的に話をしているか、となると怪しい。

だから「ちょと5分いい?」「手が空いたら来てもらっていい?」とか声を頻繁に掛けて依頼した仕事の進捗管理を何度も行います。何度も確認していると、自分が伝えたことを誤解して受け取っていることも早めにわかります。仕事が進んでいないこともすぐわかります。

社員の仕事の癖やつまづくポイント、そして自分の言葉がいかに伝わっていないか、というのもよくわかります。

 

◆フェイスブックは社内でも使える

あと、おすすめはフェイスブックに秘密のグループを作って、そこで業務報告をさせることです。メールでもいいのでは?と思いますが、メールだと報告が来なくなります。

フェイスブックのいいところは、読んだ人がすぐに「いいね!」を押せるのと、コメントがしやすいので、報告を書いた人もフィードバックが得られている感が高く、報告を継続して書きやすいのです。

私もサラリーマン時代、営業担当者の報告をメールからフェイスブックのグループに変えた途端、報告率がほぼ100%近くに上がりました。

こうして接触頻度を上げれば、嫌でも相手への理解は深まりますし、それは相手も一緒で、あなたへの理解を深めます。

簡単で単純なことを繰り返すのが最も効果が高いのですが、その繰り返しが嫌でお金を払って高度なテクニックを習ったりする。人間のやっていることって無駄が多いですね。 

さて、よりよい会社作りのために今日も頑張りましょう!

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