仕事が積みあがらない

 

先日、クライアントである会社の
社長と社員さんとの話を聞いて感じたことです。

「あれ、どうなった?」と社長。

「はい、それは・・・」と続く会話を聞きながら
この会話を続けてもまた同じような話になるな、
と思いました。

特に営業系の話は、相手があるので、
営業マンも思い通りにいかないこともあり、
ちょっと面倒なことがあると、後回しにしがちです。

そうした内容を「あれどうなった?」と
不定期に聞いても、またあやふやになり、
前回話した内容からどう進展したのか、
明確になりづらいのです。

ちゃんと報告を聞くなら聞くで、
営業報告書をベースに話をする、
議事録を取ってまた次回話をする、
などしないと仕事が積みあがらないのです。

積みあがらないというのは、成果が上がらないまま
同じ場所をうろうろしている感じですね。

基準や計画がないと改善が進みにくいのと同じで、
現在地や行き先があやふやのままだと
何が進んで、何が進んでいないのかが分かり難い。

人間の記憶は自分で思っているほど、
正確ではありません。

人間の記憶力は1日で7割は失われます。

会議でも、いつ、だれが、どこまでやるか
ちゃんと決めて議事録を残さないと、
次の会議でまた同じようなことを話してしまいます。

なんか同じような話していて
進んでいる感がない場合は要注意です。

相手を疑うとか、管理でガチガチにする、
ということではありません。

現在地をはっきりさせて仕事を進めないと、
いつまでも成果が上がっていかないのです。

【今日のポイント】
常に現在地を明確に。次の目的地を明確に。

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