経営者と社員の埋めがたき溝を埋める

おはようございます。
ビジネスを数値で「見える化」するコンサルタント、長野謙です。

 

今年一年、ありがとうございました。今回が今年最後のブログになります。
この一年お客様とのやり取りでやっていたのは、あらゆる形で経営者と社員の人たちの視点を合わせよう、ということです。

 

◆管理職としての見え方

もともと私は企業の管理職として部下が働きやすい環境を作ることを考えていました。また無駄なところを走らないように、もしくは止まってしまわないようにするにはどうすればいいのか、ということを考えていました。

また転職して中小企業の中では、ダイレクトに経営者と現場の間に立つことになりました。経営者の方針をいったん受け止め、消化しやすいように部下に飲み込ませる、そういったことを考え、実践して、実際私は上手くやっていました。
社内で相当やばいところまで追い詰められたこともありますけど(笑)

なので、コンサルタントとして独立した時もマネジメントの計画、実行、検証を通じて社員の人たちの業務の進捗を掴み、やる気を上げる方法を企業に提案していました。

 

◆コンサルタントとしての見え方

一方で、経営者とお付き合いをする中で、経営者が必死で事業を立ち上げ今の会社を作り上げてきたことも知りました。それは決してマニュアル通りではなく、人間の個性と同じぐらいいろんな形での成り立ちをしています。

社長の個性と会社の個性、そして従業員の個性。これらを結びつけるのに、決まった手法では無理だ、ということも良くわかってきました。

これらを完全に解消するのは、長年付き添った夫婦が相手を完全に理解することが無理なように、はっきり言って無理です。しかも経営者と社員では背負っているものがあまりにも違いすぎます。

だからこれらを埋めるのではなく、同じものを見て同じ方向に歩いてもらう。その同じものというのが、経営理念であり、ビジョンであり、数字の共有であり、販売計画であります。昨日のブログの内容も「絞り込み」について書きましたが、これも同じものを見るための1つの「方法」です。

 

◆正しい方法はないがより正しいアプローチはあるだろう

しかし、これも正しい方法にこだわってしまうと個性が邪魔をするのです。そこを何とかするのがコンサルタントとしての腕だと思うのですが(笑)

1つとして同じ企業はないので、1つとして同じ方法はないはずですが、より正しいアプローチはある、と信じています。そういった意味で今年はその答えを得るための貴重な出会いもありました。

来年はそうした試行錯誤の結果を、ブログを通じて皆さんと共有できれば、と思っています。

また経営者の方には「よりよい会社作りのために今日も頑張りましょう!」と言い続けたいと思います。

本年は有難うございました。良いお年をお迎えください。

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