「煙草が止めれない」と「投資できない」は似ている
売上規模1億円~3億円の中小企業の経営者の「もっと数字にこだわる社員が欲しい」「成果を意識して働く社員が欲しい」という思いを実現する経営コンサルタントの長野です。
今日の日経新聞の一面は、北朝鮮のミサイルの話でした。確かにかなり気になる記事であることは間違いありません。
ただ、もう一つ気になった記事は、
「受動喫煙対策、国に先行~小池都知事、秋にも条例案」という記事です。
小池さんが好きかどうか、というより自民党と厚労省がうだうだやっているうちに、いかにも国政より先を行っている、という見せ方のうまさが際立ちます。
◆煙草を止めるのは将来に対するイメージが必要
私も元々は愛煙家だったのですが、既に15年ほど前にタバコを止めました。
こればかりは本当に止めてよかったと思います。
健康的にも、金銭的にも、時間的にも止めて得することはあっても損することは何一つない。にもかかわらず止めれないという矛盾した存在ですね。タバコは。
タバコを止めれるか止めれないか、というのは将来に対するイメージがどれだけ明確に出来るか、という点だと思います。
止めなければ将来どんな健康被害にあうのか、そしてその時家族はどう思うのか。また家族に対して自分はどう思うのか。そしてそれでも吸うことのメリットはあるのか。
この辺りが明確にイメージ出来ないと、「今」吸いたいから、という気持ちに引っ張られます。
いまだに喫煙することのメリットを上げている人がいますが、それは恐らく止めたことのない人が上げているメリットでしょう。喫煙を止めた人がタバコを吸うメリットを語ることはありません。
◆投資も基本的には同じ
投資もそれに似ていると思います。
今、時間やお金を投資することで、将来何が得られるかという明確なイメージがないとなかなか投資は出来ない。
会社であれば、人材や設備への投資は将来像が明確でないと、今大変だからと、止まってしまいます。
個人も健康に投資する場合は、より集中して仕事ができるために、とか、マラソン大会にでて結果を出す、といった明確なイメージが必要です。
そうでなければ、一定の時間を運動のために時間を投資は出来ないでしょう。
個人の健康も会社の健康も予防が大切ですが、予防ほど将来イメージが必要なものはありません。
◆仕事を抱える人も「今」しか見えてない
以前も書きましたが、社内で仕事を抱えて人に振れない人は、人に教えたり、その人が出来るようになるまでの時間を惜しんでしまいます。
「自分がやったほうが早い」
これも、「今」しか見ていない証拠です。
明確な将来像がないのです。経営者はそういった社員を見たら、単に仕事を振れ、と言うだけでなくそれがどういう将来をもたらすのか、ということを何度も伝える必要があるのです。
あとは恐れがあります。
煙草を止めたら、リラックスできないかも。仕事を渡したら自分の重要性が低下するかも。
両方とも杞憂というヤツなので心配ありません(笑)
ここはまた、明日。
それでは明日も良き日でありますように。
7月のセミナーはこちら
【経営者向け】「数字が読めたら業績が上がった!」数字アレルギーが、「なるほど」と腹落ちする超実践的セミナー
このブログに関するご意見、ご感想はこちらから
皆様のご感想、お待ちしております!