「時間がないから出来ません」には仕事を与える側に原因があった
売上規模1億円~3億円の中小企業の経営者の「もっと数字にこだわる社員が欲しい」「成果を意識して働く社員が欲しい」という思いを実現する経営コンサルタントの長野です。
私がよく読んでいるブログに「Books&Apps」というサイトに投稿をしている安達裕哉さんのものがあります。
今日のブログがまた面白かったので共有しますね。
「やる時間がなかったです」といういいわけが多い職場は、根本が間違っている。
これに「時間がない」の言い訳の理由が書かれています。
に似たようなことを題材に書きましたが、これは主に「忙しい」と言う社員の側の原因を書いたものです。
でも安達さんの視点はマネジメントする側に原因があると書いてあります。
なるほど、確かにこれはアリがちなパターンだな、と納得しました。
◆現場の社員の行動は上長が生み出していた
仕事を依頼する経営者や管理職の行動が
- 朝令暮改でコロコロ指示が変わる
- 指示した内容が出来ているか確認を取っていない
これが続くと指示を受けているほうは、言われている内容がどれほど重要性があるのか疑ってかかる、というのはすごくよくわかりますね。
私もサラリーマン時代、まず、言うことがコロコロ変わる人のことはとりあえずスルー。もう一度言われたらやる。確かにこのブログに書かれてある通りです。
また、いろんな人から指示が出てきた場合、何を優先するか、と言うと、ちゃんと指示した内容の進捗を必ず確認が来る人の仕事を優先してやっていました。
それ以外の人は、言ってはみたが、別に確認する様子もない。これってやらなくてもいい、というのと一緒です。
「〇日までに提出しろ!」と言って提出してみたが、何のフィードバックもない。
これが続くとやりませんねぇ。
◆フィードバックのない仕事は止まる
以前、わたし百貨店にいたときに、毎日現場の販売スタッフに「ホスピタリティメモ」というものを提出していました。
これは、毎日店頭であった、お客様の要望やお褒めの言葉を集めて、そして店舗の顧客満足向上を担当している部署に提出します。
でも現場のスタッフは、私たち売場のマネージャーからも店舗からもフィードバックがないので、徐々に提出しなくなります。
これってどっちが悪いんでしょうね。
◆与えた仕事に責任を持っているか
仕事を与える側は、与えた以上、しっかり確認してフィードバックを行う責任があるんですね。
それを忘れたころに「あれどうなった?」と聞いても、取ってつけたように「あ、忙しくてできませんでした」と返事が返ってくる。
「あいつら仕事を頼んでも全くやらない」と嘆くよりも、仕事を頼んだ後、いつもどのように自分が対応しているのか、経営者、管理職も振り返らないといけませんね。
それでは明日も良き日でありますように。
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