社内コミュニケーションの基本は「相手に依存しない」
売上規模1億円~3億円の中小企業の経営者の
「もっと数字にこだわる社員が欲しい」
「成果を意識して働く社員が欲しい」
という思いを実現する経営コンサルタントの長野です。
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2年程まえですが、新しくコンサルティングに入ったお客様の会社で、社長から
「もう何年もうちに努めている社員がいるのですが、全く仕事に責任感のない女性がいます。一度長野さんから話を聞いてもらっても良いですか?」
と頼まれました。
社長の話だと、その女性は事務担当なのですが、ミスが多く周りの社員の方の負荷がかなり重たいそうです。
◆自分の仕事が分からない
その若い女性の社員の方と話をすると、
「人のサポートばかりで自分自身の仕事がよくわからない」
と言っていました。
要は、本人は自分が責任ある仕事を任されている、という自覚がないまま仕事をしていたということです。
それも入社して5年と言っていたように記憶します。
5年も自分の役割が分からないまま仕事をしていた!ってびっくりしました。
でも、ちゃんと仕事の役割、会社の中での立ち位置、期待するアウトプットなどを、社員にきちんと1対1で時間を作って伝えている中小企業はどれだけあるのだろうか?
とふと考えてしまいます。
◆相手への依存がトラブルの元
「それぐらい理解しているだろう」
「その程度は常識」
「普段この程度話しているからわかっているはず」
といった相手の理解力に依存したマネジメントが行われているケースがとても多いわけです。
でも仕事のトラブルはこの「相手の理解度への依存」がトラブルを引き起こしているパターンがほとんどです。
家族経営の小さな会社がガタガタするのも、身内には他人以上にその依存度が高くなるが故のトラブルが多いのです。
これも数年前ですが、ある地方の小売店を営む会社のコンサルティングをしたことがあります。
そこは旦那さんと奥さんの2人で店舗を運営していました。
私の訪問時の主な仕事は、ほとんどご夫婦のケンカの仲裁みたいなことが多かったですね(笑)
人は身近なほど、説明やルールが曖昧になりやすくそれがトラブルの原因になりやすいのです。
社内ほどあいまいではなく、ちゃんと伝える、ルールを明確にする、と言った基本を怠らないことが大切です。
何を期待されているか分からないまま働いているなんて、悲しいですよね。
それでは明日も良き1日でありますように。
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