「離れていても思いは伝わる」ほど簡単ではないが「伝える」技術はある
おはようございます。
ビジネスを数字で分解し次へのアクションを明確にするコンサルタント、長野謙です。
お客様の社員の方と話をしていた時のことです。
その方は遠方の支店に勤めていて、月に一回私が参加する経営者主催の会議の時に本社に出社されます。二人で話す機会があったのですが、どうも本社の動きとか経営者の考えていることが、ほとんど伝わっていない感じでした。
◆離れていると結構孤独です
似たようなケース、結構あったな、と思い出します。
小売業の店舗の店長とかがそんな感じなんですね。
大手だと週に一回とか店長会議があったりとか、研修の機会があったり、またスーパーバイザーがいたりするので、それほど情報の断絶みたいなものはありません。
あと、経理とか管理部門から連絡がきたり、通達がかなりの頻度で来たり、会社でなんとなくやろうとしていることが伝わってくる機会があります。
それでもギャップはあります。
でも小規模の中小企業の店舗や支社などは、月に1回会議があれば良いほうで、それ以外だとたまに社長が巡回する以外はほとんど放置、というケースが多いです。
そうなると、その店長や支店長などはどうしても経営者の考え方を察することすらできない、という状況にあります。
◆今ある技術を使えばかなり簡単に繋がれる
その支店の長でさえそんな感じなんで、その下のスタッフなんかは全く情報が流れていない状態です。
そんな状態で「お前のところのスタッフは分かってない」なんて怒られても困っちゃいますよね。
そんな状態でその支店の業績が悪いとか、スタッフの質が、というような議論をしても無駄でまずは同じ空気を感じてもらうところから始めてみてはいかがでしょうか。
その会社は毎朝幹部のミーティングを行っているので、そこにスカイプで支店の所長を参加させるところから始めてもらいました。
経営において伝える、ということはとても大事なプロセスだったりするのですが、距離が遠いとそれがどうしても伝わりにくくなります。訪問の頻度を上げるのも簡単ではありません。
でも今は、スカイプやGoogleのハングアウト、そしてZoomなどいろんな手段で距離を埋めることができます。
IT活用しましょう!なんていうとちょっとハードル高くなりますけど、2,3千円でWebカメラ買ってくれば誰でもできます。
というか、社内で少し若い社員に聞けば簡単にやってくれるでしょう(笑)
こういった取り組みも、新たに毎日10分だけ話す時間をつくろう、なんてやると結構難しくなるので、既存の朝礼とかミーティングに参加させるところから始めると良いと思います。
それでは今日も一日良き日でありますように。
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