自分の動画を見る気持ち悪さ

おはようございます。
ビジネスを数値で可視化し、それぞれの経営者に合ったマネジメントスタイルを構築するコンサルタント、長野謙です

以前も書きましたが私は子供のころからずっと猫背でした。40年筋金入りの猫背です。

 

◆自分の動画を見るのはかなり気持ち悪い

写真や鏡で自分のことを見る機会は多いと思いますが、動画で自分を見る機会は少ないのではないでしょうか。私の同業の方は結構セミナーとかやられていて、自分の映像を見る機会も多いようですが、私はほとんどありませんでした。

でも先日、人前で話す機会がありそれを動画で取られていたのを見て、衝撃を受けました。

「なんじゃこのおっさんは!」
うう・・・見るに堪えない(T_T)
でもこれは現実だ、目をそらすんじゃない、と1時間半自分の画像を見続けました。
まるで苦行のような時間でした。

まあ47歳なんでおっさんなんですけど、自分の中ではもう少し美化された自分がいました。10年ぐらい前のイメージでいたんですね。笑われるかもしれませんが。

早速猫背改善の強制ベルトをアマゾンで購入、そして眼鏡も外して今さらコンタクトに。そのスピードたるやすごく早かった。

 

◆業績が悪い会社は数字を見ていない

私は以前事業再生という、業績が傾き、借金が払い続けられなくなる寸前の会社の業績改善を行ってきました。3年ほどそういった会社を見ていて分かったことは、業績の悪い会社は100%社長が数字を見ていません。

数字というのは決算書をしっかり見ていない、ということと、部門別とかプロジェクト別などの利益が管理されていない、ということです。

100%、と言うと大げさに感じるかもしれませんが嘘ではありません。

私はずっと数字を見ていないから業績が悪くなったんだろう、と思っていました。しかし自分の画像を見てから思ったのは、逆もあるな、ということです。

悪いからこそ無意識に目をそらしている可能性もある、と。

 

◆否定はしない

私が映像をみてびっくりして「こりゃいかん!」とすぐに行動に移れたのも、映像という形で強制的に自分自身を客観的にならざるをえなったためです。自分のことは一番わからない、という典型だと思います。

経営者が数字を直視することは自分を映像で見るのと同じで、知りたくない現実を突きつけられる、という怖さがあるのだと思います。

また経営者としては、自分の今までしてきた事を否定される感じもするのだと思います。

以前、私のお客様に聞いたのですが、
「コンサルを依頼すると決めたとき躊躇した。なぜなら今までやってきたことを否定されるのではないか、とちょっと怖かったんです」と仰っていました。

でも決してこれまでのことを否定するのではなく、これからどう改善していくのか、という未来志向で考えるのが正しい考え方だと思います。

気持ちのいいことではないですが、変革には一番効き目があります。
私は猫背治りました(笑)

さて、よりよい会社作りのために今日も頑張りましょう!

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