面倒は成長のあかし

私のコンサルティングでは
社長が社員に仕事を任せる、ゆだねる
というプロセスが入ります。
そのために、業務の言語化、文章化
ということをするのですが、
であってもやはり
言語化したから、はいどうぞとなるか、
というとそう簡単ではありません。
やはり業務の移行には
それなりの負荷がかかるのです。
私も今仕事をパートナーと共同で
開発したりします。
そうすると今まであいまいで良かったことを
言語化してなくはいけません。
今までできていたことを崩して
組み立て直さないといけません。
でもですね、、
ここにこそノウハウが生まれる種があるのです。
負荷がかからないのは今まで通りだから、
新しいものは生まれません。
人に今まで伝えてなかった業務を伝える、
こんなに疲れることないのですが、
そこで、
「これは伝わる」
「これは伝わらない」
などやり取りすることが
仕事のやり方、
コミュニケーションの取り方を変えて
会社が成長するいい機会になります。
また、
社員同士が問題を起こして面倒、
お客様とトラブルが起きて面倒、
こうした「面倒」が
組織の成長や、
会社としての成長につながります。
私はサラリーマンの時、
百貨店の現場でマネジャーをしたり、
医療機器メーカーのアフターサービス
のプロジェクトリーダーをしていたので、
クレームを引き受けることがとても
多かったです。
始めは、クレーム=嫌なこと
だったのですが、
クレーム=新しいお客様の要望の発見
と捉えなおした途端、
クレームが嫌なことではなくなりました。
お客様からたくさんのことを教えていただき、
それをサービスの改善に生かすことができました。
だから、業務を任せる=面倒
ではなく、
業務を任せる=会社の成長の機会
というように解釈すれば
結構楽しくなるのではないでしょうか。
しかも任せれば任せるほど、
社長は自分の手が空く、
社員がどんどん活躍する、
と基本いいことづくめです。
この感覚がつかめてくると、
会社が良い循環に入る入口に来たな、
と思って間違いありません。
【今日のポイント】
面倒の中に成長がある
良き週末をお過ごしください!