中小企業に勤めるメリットを教えることが最高の人材育成方法である

 

売上規模1億円~3億円の中小企業の経営者の「もっと数字にこだわる社員が欲しい」「成果を意識して働く社員が欲しい」という思いを実現する経営コンサルタントの長野です。

ゴールデンウィークは本当に天気もよく、遠出といっても、せいぜい千葉の奥のほうで、渋滞もほとんど巻き込まれずに静かに過ごすことができました。

読みたい本も読め、家族とも過ごせ、ある意味すごく充実した休暇でした。

今日のテーマ中小企業に勤めるメリットです。

◆組織としての柔軟性が良い

これは、あくまで私が大企業、中小企業、両方の勤務経験があることと、コンサルタントとして中小企業を見てきた実感ですね。

ちなみに前提として大企業とは名前を言えばたいていの人が知っている、というレベルです。中小企業も規模はいろいろありますが、社員が30人程度までの規模です。 

まず第一に感じるメリットは、フレキシビリティだと思います。

何と言っても手続きなどのルールが圧倒的に大企業より少ない。これはいろんな意味でスピード感があります。社長のOKがあれば、今日決めたことが明日にでも実施できます。

「社長のOKもらってます」だけで、経理も総務もすっ飛ばせます。会社によっては形だけでも稟議書を出す必要はあるかもしれませんが。

また、情報発信がしやすい、というのもメリットです。大企業だと外に出る情報はSNSも含めてすべて、管轄部署を経て、もしくはチェックを受けて出します。

私がいたころはフェイスブックなんてなかったですが、今でも勝手に情報発信なんて出来ないと思います。炎上が怖いですからね。

中小企業ではほとんど自分の判断で、発信できます。まあ、これは誰でもOKというわけにはいきませんが、その仕事を「やります!」と言えば大抵やらせてもらえるでしょう。

◆自分から手を上げるのが最大のメリット

私が最大のメリットだと思うのは、手を上げれば誰でもリーダーになれる、という点です。

これは役職の問題ではなく、「その仕事、私やります」と手を挙げた人にいろんな権限が集中する、もしくはしやすい、ということです。

そうやってどんどん仕事をしていくと、10名ぐらいの小規模の会社だと自分がいないと業務が動かない、ぐらいになることもあります。そうなってから、自分の思い通りに仕事を振り分けたりすると、最高に楽しいでしょうね。

主なメリットを上げましたが、共通点があって、自分から仕事をする人にとっては都合がよくできていて、受け身で仕事する人は「うちは朝令暮改だ、仕事がしにくい」とか、「社長の言うことがコロコロ変わる」という不満に変わります。

そういう点では大企業のほうがルールが決まっているので、やりやすいかもしれませんね。

◆中小企業で働く楽しさを伝える

最近は大企業の安心、安全もあてにならなくなっているし、組織がカチッとしている分逃げ場がなく精神的に辛く、ストレス抱えて病気になったり、リスクも高いと思います。

中小企業の社長は、自分の会社で働くメリットをもっともっと社員に伝えても良いと思います。

どうすれば楽しく仕事ができるのか、それを教えてあげることが、中小企業にとって最高の人材育成になります

それでは明日も良き日でありますように。

 

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