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「自分矢印」がコミュニケーションを難しくする
売上規模1億円~3億円の中小企業の経営者の「もっと数字にこだわる社員が欲しい」「成果を意識して働く社員が欲しい」という思いを実現する経営コンサルタントの長野です。
「矢印が自分に向いている」という言葉はずいぶん前に本で読んだか、セミナーとかで聞いたかしましたが、あまり気にしていませんでした。
でも実際に自分のコミュニケーションってそうだったんだ、と数年前に気付きました。
◆人の話が聞けない
どういったクセか、というとそれは人の話を聞いている間に、「次何を話そうか」と考えてしまうこと。
これって相手の言うことをキチンと聞けてないから、話がかみ合わなくなるのは当たり前なんですね。だからコミュニケーションが上手くいかない。
でもこれってどこから来るか、と言うと相手の話の中身より自分がいかに良いことを言えるか、そして自分を良く見せるために良いことを言わなくてはならないと考えてしまう、というまさに自分に矢印が向いているところからくるんです。
この癖を強制するのは結構大変で、なぜならそれって子供のころからそうだからで、一朝一夕では治せません。
◆「まじめ」なのではなく良く見せたいから動けない
それと同じ現象が企業の現場にもよくあります。
一見まじめに見えるんだけど、それって自分を良く見せたいからそうなっちゃうんだよね、ということが。
例えば、文章を書くのに時間がかかる。
文章の内容にもよりますが、例えばクライアントにプレゼンする提案書や企画書が雑だと問題ですが、たかだか連絡用のメールを打つのに時間がかかる、とか、このブログなんかもそうですが、完璧を求めてなかなか情報発信できない、というのも自分を良く見せたい、というところからきていることが多いです。
一見「まじめな奴」に見えるのですが、それは違います。
◆相手のことを考えればどうすればいいのか
相手のことを考えるならばより早く、連絡を入れたほうが良いかもしれない。そこで時間を食っていることが逆にいろんな業務を遅らせているかもしれない。
独立して情報発信が出来ないのは、この自分矢印が原因だったりします。
「あなたのブログなんて誰も見てないんだから、さっさとリリースしちゃいましょう」というアドバイスをときどき見かけますが、ほとんどの人がリリースしてみればなんてことなかった、ということが多いのです。
逆に誰も見ていないと思って気がゆるんじゃうぐらいです(笑)
そこを気にするより自分のメッセージがより早く届いたほうが相手は助かるかもしれません。
情報は早く届ける。人の話はまず聞く。
それでは明日も良き日でありますように。
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